FM2を搭載していれば,Trinityは利用できる。 Socket FM2(左)とSocket FM1(右),Diablo iii Gold。ソケット中央でピン穴を塞ぐ4か所の配置が変わっており,互換性がないと分かる 新製品となるAMD A85Xチップセットでは,Llano時代に非対応だったCrossFireXがサポートされ,2枚のグラフィックスカードを8レーン×2で動作させることが可能になった。また,Serial ATA 6Gbps対応ポートの数が6から8へと増強されているが,一方でUSB 3.0が最大4ポート,USB 2.0が最大10ポートというのはAMD A75から変化なしだ。AMD A75との違いはそれほど大きくないと述べていいのではなかろうか。 AMDが示す,Trinity対応チップセットの主なスペック。ちなみにAMDはFM2プラットフォームに「Virgo」というコードネームを与えているため,TrinityとSocket FM2マザーボードの組み合わせを「Virgoプラットフォーム」と呼ぶこともある Bulldozer第2世代の「Piledriver」アーキを採用「Turbo Core 3.0」でGPUの自動クロックアップも実現 CPUコアはBulldozerアーキテクチャの第2世代モデルとなる「Piledriver」(パイルドライバー)が採用されている。Piledriverでは,2基の整数演算ユニットが1基の浮動小数点演算ユニットを共有する「Piledriver Module」を構成し,それがデュアルコアとして機能する仕掛けだ。なので,前段で示した製品ラインナップのうち,4コアモデルは2基,2コアモデルは1基のPiledriver Moduleを搭載していることになる。 L2キャッシュはPiledriver Moduleごとに用意され,その容量は上位モデルで2MB,下位モデルで1MB。複数のPiledriver Moduleで共有されるL3キャッシュは用意されない。 TrinityのCPUブロック図,Diablo 3 Gold。最大で2基のPiledriver Module(※図中「Dual Core x86 Module」を統合する デスクトップPC向けということで,ノートPC向けモデルと比べて動作クロックは全体的に高められており,最下位モデルであるA4-5300でも3.4GHzあるというのは特徴といえそうだが,Trinityではさらに,AMD独自の自動クロックアップ機能「AMD
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